徒然なるブログ

テニスの話。と最初は思ってたけれど、それ以外にも思ったこととか体験したことを色々書こうと思います。

英語にはラテン語起源の単語が多い〜ラテン語と英語の深いつながり〜

「英語」と聞くと、「今後は英語ができることは当たり前」と学校で聞かされ、学習で大変な思いをした方も多いかと思います。

私も始めた当時はあまり英語が好きではありませんでした。

しかし、英語と他言語との関わりを見て行くと、その背景にある歴史を感じられ、「案外面白いかもしれない」と思い、そこから少しずつ語学が好きになっていきました。

 

 

英語は、ラテン語から派生した言語ではありませんが、単語の多くはラテン語を起源としています。

 

具体的な単語については今後扱っていくこととして、今回は英語がいかにラテン語から単語を取り入れたかについてお話しします。

ラテン語は、大きく2種類のルートを辿って英語に影響を与えました。

  1. ラテン語→フランス語→英語
  2. ラテン語→英語(借用)

 

  1. ラテン語→フランス語→英語
    かつて、イギリス(イングランド)は11世紀に、フランス語を話すノルマン人により征服されます。そこから数百年、英語とフランス語が入り混じることとなります。
    これにより、英語はフランス語を通して間接的にラテン語起源の語彙を取り入れることになりました。

  2. ラテン語→英語(借用)
    ルネサンスの頃になると、学者によりラテン語借用語として直接英語に取り入れられるようになりました。

 

こうして、ラテン語の影響を大きく受けた英語を私たちが勉強していると考えると、ラテン語の持つ影響力の大きさを思い知ることができる気がしますね。

 

 (参考文献:「ラテン語の世界」 小林標著 中公新書