【読書感想:No.10】十字軍物語第1巻 ー神がそれを望んでおられるー
書名:十字軍物語第1巻 ー神がそれを望んでおられるー
著者:塩野七生
出版日:2019年1月1日
出版社:新潮社
【読んだ動機】
作者は塩野七生さん。長編「ローマ人の物語」(文庫版で全43巻!!)で有名な歴史小説家です。
近頃、本屋をぶらぶらしていたところ、文庫全4巻で「十字軍物語」なるものを出していると知りました。
もともと私は歴史をあまりきちんと勉強していなかったものの、十字軍が歴史の流れを大きく変えたということは知っていたので、読んでみようと思いました。(4冊くらいなら読んでいけそう、と思ったのもありました笑)
【ざっくり概要】
第1巻は、最初の十字軍が編成されてからエルサレム王国を建国するまでの物語。
教皇とビザンツ帝国の皇帝との関係性も含め、当時の状況と十字軍を編成した理由から始まり、各諸侯が十字軍として東進してエルサレム王国を建国するまでの流れが描かれています。
【読んでみて】
世界史を学んでいる方にとっては既知の内容も多いかもしれませんが、物語として楽しんで読むことができます。歴史を楽しく読めるのはとても幸せなことですね。
少し文章の書き方に癖があるかな、という印象はありましたが、そこまで気にはなりませんでした。
それにしても、宗教の力は非常に強いものだということを感じさせられます。特に、現在のように科学技術もな買った時代ではなおさらだったのだろうと。
次は第2巻を読んでいきたいと思っています。