徒然なるブログ

テニスの話。と最初は思ってたけれど、それ以外にも思ったこととか体験したことを色々書こうと思います。

【読書感想:No.8】「戦艦ミズーリに突入した零戦」

書名:戦艦ミズーリに突入した零戦

著者:可知晃

出版日:20年7月20日

出版社:光人社

 

【読んだ動機】

百田尚樹氏の小説、「永遠のゼロ」のモデルとも言われている(?)、神風特別攻撃隊としてミズーリへ突入した零戦については、以前から聞いたことがありました。

数年前から気になっていた本だったのですが、この度読んでみました。

 

【ざっくり概要】

1945年の4月、アメリカの戦艦ミズーリに1機の零戦が突入した。

突入直前の写真は現存しており、それを見た筆者が、インタビューや資料を元に搭乗員を探していく。

最終的に、搭乗員を2人まで絞り込んでいる。

 

【読んでみて】

まず、筆者の根気強さに敬服しました。

様々な資料にあたり、当時のことを知る人物に会い、情報を繋いでいきます。

戦後75年となりますが、戦争を直接経験した方がどんどん減っているため、当時の状況を資料として残すことはとても大切なことだと思います。

 また、ミズーリの艦長は、突入した零戦の搭乗員を正式な水葬に伏しています。乗組員の反対もある中、敵国の軍人を水葬に伏す対応をとった艦長の決断にも感服しました。

一度、ハワイに展示されている戦艦ミズーリにも行ってみたいです。