線審(ラインアンパイア)を眺めるポイント
昨日から楽天オープンの予選が始まりましたね!
日本人選手としては、内山選手が予選を勝ち上がり、本戦に上がりました。ぜひ頑張って欲しいですね!
さて、初投稿にも書きましたが、私はテニスの線審(ラインアンパイア)をやっています。線審とは、ラインの後ろにいて、フォルトの時に「フォルト!」、アウトの時に「アウト!」と叫ぶ人です。
「なんだ、ボールを見てインかアウトか判断するだけなら簡単じゃん」と思われるかもしれませんが、実はこれ、意外と難しくて奥が深いのです。。。
今後、詳しいことは書いていきたいと考えていますが、今回は一つだけ、線審を眺めるときに注目すべきポイントを書こうと思います。
それは、「フォルトやアウトの時、線審が『フォルト!!』もしくは『アウト!』と叫ぶタイミング」です。
実は、声を出すタイミングが案外大事で、遅いとダメなのはもちろん、早くてもダメなのです…!
①声を出すタイミングが遅いと…
多くの場合、アウトやフォルトの場合には選手もそれに気づいています。そのため、声を出すタイミングが遅いと、選手も「え?入ってるの??」となり、微妙な時間が流れてしまいます。
②声を出すタイミングが早いと…
声を出すタイミングとして、ボールが着地した瞬間に声を出すのは、実は間違いなのです。
トッププロになると、スイングスピードが非常に早く、それに伴い回転もかなりかかったショットが増えます。そのため、「これはアウトだろうな」と予測しても、最後の最後に回転で落ちて来て、ラインにかかる、ということがしばしばあります。
そのため、必ずボールが着地し、離れてから声を出さなければいけないのです。
(早く声を出してしまう時の方が、問題が起こりやすいです。)
ということで、もしテニス観戦をしていて、線審を見る機会があったら、まずは一つ、「どのタイミングで声を出しているのか?」を見るといいかもしれません!
初めはよくわからないと思いますが、見ていると段々と、「この線審は声出すの早くない??」などと思うようにもなります(もはや見てるところがニッチすぎて気持ち悪いですね笑)。
さてさて、ジョコビッチも来日の楽天オープン、どうなるか楽しみですね!
そして少し線審も眺めてみる、というのも面白いかもしれませんよ!笑