徒然なるブログ

テニスの話。と最初は思ってたけれど、それ以外にも思ったこととか体験したことを色々書こうと思います。

珍しいお札が見られる、「お札と切手の博物館」(国立印刷局博物館)


王子駅から徒歩数分のところに、お札と切手の博物館があります。

国立印刷局王子工場に隣接しています。

 

数年前から気にはなっていたのですが、ついに先日、訪れることができました!

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外観

入館料は無料。

名前の通り、お札と切手の歴史に関する展示があります。また、各国の様々なお札と切手展示してあります。

お札と切手の歴史は、どちらも偽造との戦いでもあったようです。どのような技術を用いて偽造を防止しているのかに関しての展示が充実しており、子供でも楽しめそうな体験コーナーもありました。

公式サイトは以下です。

 https://www.npb.go.jp/ja/museum/

 

今回展示を見て行く中で印象的だったのが、外国の超高額貨幣と、日本の裏白札、の二つ。

 

外国の超高額紙幣

戦争の後や、経済が破綻した国では、しばしばハイパーインフレが発生します。

その際に発行された紙幣が展示されており、非常に興味深く見させてもらいました。

第一次大戦後のドイツの1兆マルク札、10年ほど前に経済が混乱したジンバブエ100ジンバブエドル、そして極め付けは、第二次世界大戦後のハンガリー10ペンゴ札(笑)。

(垓は億、兆、京、の次の単位なので1の後に021個つきます笑)

 

 

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第一次大戦後のドイツのマルク

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ジンバブエドル

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第二次大戦後のハンガリーのお札(上)。垓って...汗

裏白札

1920年代に日本に訪れた金融恐慌の際、早急に紙幣を発行することが必要だったため、表だけを印刷し、裏を印刷していない紙幣を発行しました。これを、裏が白いお札ということで、「裏白札」と呼びます。

歴史では学んだことのあるこの裏白札ですが、目の前で見るのは初めてだったため、非常に貴重な体験ができました。

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裏白札!

 

 

お札と印刷の博物館、こじんまりしていますが、きちんとみようとするとすぐに小一時間たつくらいの展示ボリュームでした。

 

お札や切手は身近にあるものなので、その歴史を知るのもなかなか楽しいものです。

ぜひ皆さんも行ってみてください!

 

ちなみに、隣の国立印刷局の王子工場では、平日に工場見学もできるようです。

機会を見つけて私も行ってみたいと思います〜。