線審をしていて感じたこと〜キリオスのポイント間の速さ〜
線審をしていると、選手によってルーティーンが様々だということがわかります。
その中でも、私が経験した中で特徴的だった選手の一人が、キリオスです。
問題児として注目を集めることが多い一方、非常に恵まれたセンスとフィジカルを生かし、観客を魅了するプレーを見せてくれます。
そんなキリオスのダブルスの試合に、以前線審として入ったことがあります。
感じたことは、
キリオスのサービスゲームはポイント間が短くて大変
ということ。
サーブが強く、エースを量産。どんどんとゲームが進んでいきます。
エースの際にはポイント間に10秒もかけずにどんどん次のポイントに進んで行くため、ポイント間に移動が必要な線審としては非常に忙しくなります。
時として、キリオスがサーブを打とうとしているのに線審が準備できていない、みたいなこともありがちです笑。
このような形で、選手の特徴に応じて適応していくのも、線審の仕事の一つです。
今年はもう線審に入流予定がないので少し寂しくなりますが、来年また色々試合に入れるようにしたいと思います。