【読書感想:No.5】「『教える』ということ」
書名:「教える」ということ
著者:出口治明
出版日:2020年5月1日
出版社:角川書店
【読んだ動機】
出口治明さんは、私が尊敬している方の一人です。
以前出口さんの著作を読み、「この方の考え方には共感する部分が多いな」と思ったのがきっかけです。
最近、新しく本を出されたということで、手にとってみました。
【ざっくり概要】
ざっくりまとめると、以下の通りです。
・教育とは、生きていく上で必要な最低限の知識(「お金」「政治」「国の仕組み」など)と、考える力を与えるものである。
・思考の枠組みは「タテ(歴史)・ヨコ(世界)・算数」。根拠に基づいた議論ができる力をつけるべきである。
・個性・長所を尊重し、尖った人材を輩出していくべきである。
・インプットの源泉は「人、本、旅」。
【読んでみて】
出口さんの著作を何冊か読んでいると、内容に真新しいものは多くありません。
一方で、私は出口さんの考え方に大変共感しているので、読んでいてとても安心感がありました。
私はかつての出口さんと同様金融業界にいるため、シンパシーを感じている部分もあると思います。
この本を読んで、改めて書かれていることを意識しながら日々頑張っていこうと思えました。
出口さんのお考えがまとまった一冊と思っています。読んだことのない方は是非ご一読を。